“保育園の虐待発覚”事件について思うこと
2022/12/28
最近、保育園での虐待発覚!!のニュースが頻繁に放送されています。
私は普段テレビをあまり観ないので、ニュースはインターネットを利用して拝読していますが、あまりの“保育園で虐待発覚”のニュースが多くて、観るたびに心が『イテテテテ‥‥』となります。
園バスでの死亡事故も、園内での虐待も、また、園内で起こる全ての事故について、本来は責任者である園長の責任であると私は考えています。
担当保育士が逮捕され、様々なことが報道されていますが、
本来は、問題を提起されたときに園全体で対応し改善していれば、もしかしたら逮捕者なんか出なかったのではないかなぁ・・・と残念で仕方ありません。
保育士も子どもたちも保護者もみんな人間です。
人間だから、たまに間違ったり勘違いしたり、感情的になったりします。
家庭では、
ママが感情的に子供を叱る様子を見て、パパが『まぁまぁ。落ち着いて・・・』
なんてよく見る光景ですね。
保育園では、
若い先生が感情的に子供を叱れば、先輩保育士や主任が『どうしたの?何があったの?』と叱っている先生に声をかけて、一度深呼吸してもらう。
『こうで、ああで・・・』と説明している間に、落ち着いてきます。
子どもの月齢や性格、普段の様子などを考慮し、『こうしてみたら?』とアドバイスする。その方が子どもも落ち着いて行動できることの方が多いと思います。
スタッフ同士の信頼関係も大事だと思います。
クラスを任せてても、任せっぱなしにしない!のが大事です。
常に、クラス運営に問題がないか、困った行動をする子はいないか、保護者と連携が取れているか、連携の取りにくい保護者とはどのように関係を築いていくか・・・
毎日毎日、確認をとります。
困っているクラスには助っ人スタッフを補充します。
JOY&FUNのスタッフは、クラス担任以外のスタッフも全クラスの子どもたちを把握していて、休みたいスタッフがいても協力体制が作れるようになっています。
子ども一人一人と、保護者の皆さんと、またおじいちゃんやおばあちゃんも、園に関係する皆様とコミュニケーションをとって、子どもの保育をしながら、その子の背景まで意識して、ご家庭が望んでいる保育を提供できるように日々努力しています。
虐待を生まないために大切なこと
①スタッフに心の余裕を持ってもらう(休みたいスタッフは何があってもしっかり休んでもらうなど)
②協力体制を作って連携をとる(得意なクラスや苦手なクラスを作らず、必要な保育を提供する)
③保護者と密に連絡を取る(連絡ツール・電話・メールアプリ・ショートメール・LINEを駆使する)
④子供に関するすべての情報を園長が把握する
⑤園長が園全体の保育に責任を持ち、しかるべき指導を怠らない
ではないでしょうか。
今まで、当たり前に実践していたことを改めて見直し、さらに保育に対する意識を高めるきっかけをこの“保育園での虐待発覚”のニュースは与えてくれました。
このニュースが与えてくれた恩恵を無駄にせず、今後の保育に生かしてくれる保育園がたくさんあると信じています。
JOY&FUNもそんな園の一つであると、皆様に言っていただけるようにこれからも頑張っていきますので宜しくお願いいたします。